去る2016年5月10日。レンコン部の部長が借りた畑の一角で、レンコンの植え付けを行いました。
種レンコンは愛西市のレンコン農家さんに分けていただきました。品種は「備中」です。
絶えず農業用水が流れている畑の一角を池の様にして植えてみました。
初めての試みなので、どうなることやら…?とにかくチャレンジあるのみです!
そして、部員4名それぞれ家でプランター栽培にチャレンジすることにしました。
種レンコンを持ち帰り、田んぼの土を分けてもらって植えました。
砂糖チームリーダー、三宅です。
旭地区の敷島会館にて、麹を使った商品販売をされている
「土と太陽 CAMPECINO」の澤田夫妻にご協力いただいて、麹作りをしてきました。
砂糖もしくは甘味料をつくる、ということで砂糖の種類などを調べたところ、
身近な材料で作ることのできる〈米飴〉を作製することにしたのですが、
実際の米 飴の原料は「米・大麦(麦芽)」
しかし、調べたところ米だけでもできる方法もあることが分かり、
今回はその方法を採用することにしました。
ご用意いただいたのは、澤田さんが育てたミネアサヒ、
種麹は京都「菱六」の長白菌(平戸橋のヤマキ麴店さんで購入)です。
いつも一度に15㎏のお米を仕込むそうなので、
今回もそれに倣って仕込ませていただきました。
工程は、以下のとおりです。
ひと晩水に漬けてしっかりと水を切ったお米を用意し、蒸して、
蒸気が上がってから約40分さらに蒸します。
蒸しあがったら布に広げて40度まで冷まし、完全に冷める前に手で麹菌を揉み込みます。
ポイントは、種麹をさらさらと米に振り掛けるのではなく、
まず茶碗 1杯分の米にしっかりとすり込むように麹菌をなじませた上で、
その米を全体にまぶすこと。
これで全体に揉み込みやすくなります。
揉み込んだ後は、
発酵器に入れて37℃~38℃で3日間発酵させます。
一日おいて、2日目に手返しし再発酵。3日目にもう一度手返しと発酵させ、
5~6時間乾燥させます。
今回わたしたちが体験させていただいたのは、発酵器に入れるところまで。
手返しは澤田さんにお願いし、3日目にできあがった麹を頂いてきました。
頂いた麹は、自宅でさらに1週間ほど乾燥させます。
生麹でもいいですが、乾燥させたほうが保存が利くそうです。
さらに長期保存させたい場合は、乾燥させた上で冷凍してしまいます。
きちんと脱気して開封しなければ、1年は持つそうです。
今回使用した種麹はなんと、1㎏に対してたったの1g!
それだけ少量でも、大きく発酵すること、ついでに揉み込みをした
メンバーの手はツヤツヤになっていたのにみんな驚きを隠せませんでした!
麹の威力がうかがい知れますね。
今後、頂いた麹を元に試作をし、来年のシシ鍋には美味しい米飴を用意できるようにする予定です。
2016年2月7日(日)愛西市のプロの蓮根農家さんを訪ね、蓮根掘りをさせていただきました。
レンコンの産地として有名な愛西市!ちょっと観光気分でお出かけです♪
ベテランの農家さんはまるで土の中が透けて見えているかの様に「ここにあるわ」と言いながらサクサク掘っていくのですが…
素人の私たちは蓮根を傷つけない様に恐る恐る掘りました。
掘るだけでも熟練の技が必要な様です。蓮根の栽培についても色々と伺いました。蓮根がたくさん成る様になるまで3〜4年はかかるそうです。
蓮根チームはこれから場所探しです。種レンコンをいただいて、最初はプランターでやってみようかな???とも思っています。
今回掘ったレンコンは「備中」という品種。レンコンと言えば水田の中へ埋まって泥の中を探って採る!という様なイメージでしたが、土を避けて採るという感じでした。
冬は土の中が冷蔵庫の様な役割を果たしていて長持ちするので少しずつ掘っているそうです。掘った後は1週間くらい保つとのこと。
陶芸教室の見学
先々土鍋を焼かせて頂く陶芸教室の見学とランチミーティングを行いました。
豊田市浄水町にある「土器土器工房」は住宅街の中にあって、
知らなければたどり着けない秘密の工房と言った所です。
工房を主催されている水越美智子(みずこしみちこ)先生と、陶芸作家で今回の土鍋制作の指導もして頂ける大地茂(おおちしげる)先生の案内、説明を受けました。
生徒さんが製作している状況を拝見したり、窯を拝見したりしながら、陶土・釉薬・絵付けのお話しや、土鍋を焼く際の工程や注意点を聞いたり、「貫入」「瑞祥」「ダミ」と言った専門用語の解説から、色々な見本や陶器も拝見しました。
陶芸の世界の奥の深さに、どんどん引き込まれて行きながら、教室に隣接する応接室で水越先生お手製のシフォンケーキに美味しいコーヒーまで頂きながら(も ちろんケーキ皿もコーヒーカップもお手製です!)、普段の教室の仕組みや今回の本気部の土鍋チームの受け入れ、指導についても具体的な提案も頂きました。
土鍋は耐熱性の粘土を使い器としても大きいので、いきなり初心者が作るのはハードルが高いので、まずはお皿や湯呑みなどで、お試し教室もして頂けるとの事です。絵付けもしたければ、それも教えて頂けます。
まだまだやることがたくさんあります!
あっと言う間に時間が過ぎて行く見学会でした。生徒さん達にはご迷惑をお掛けしましたが、生徒さんの中に友人のお母様がいらしたりと、嬉しい驚きもありました。
続くランチミーティングは、当初は土鍋つながりで味噌煮込みうどんを食べる計画でしたが、お天気も良く暖かい日だったので、リーダーのお勧め洋食屋さんへ。
ランチをしながら、今後の計画や思い付いたアイデア、課題などを話し合って盛り上がりました。
今回の見学会は、急用で参加希望者の内1人が来られませんでしたが、7名の参加を得ました。今後の窯元探訪やお試し教室などのスケジュールは日程調整ページを利用する事にして、宿題に各自どんな土鍋を作りたいか?デザイン画を描いて来る事としました。
まめっこくらぶの主な活動
まめっこくらぶとは、豊田市太田町の畑で大豆から栽培、収穫を行い
最後は味噌をつくるというプロジェクトです。
種まき(6月)→畑の草とり(7月・8月)→収穫&乾燥(11月)
→足踏み脱穀機で脱穀(12月)→綺麗な大豆をより分ける選別作業(1月)
→味噌作り(2月)
活動内容は上記ですが、私は途中入部したので今回の活動からスタートです。
今回の活動は『枝豆の会』。大豆を収穫する前のお楽しみ会で、枝豆を採って食べるだけの為、ししなべに使う味噌とは直接関係がありません。
大豆になる前の枝豆の様子
この頃は大豆ではなくまだ枝豆の状態で、枝豆の株の高さは私の足の付け根~腰丈ほど。ひと株に30房くらいの枝豆がついていました。
葉っぱは少し枯れかけて黄色くなっているものから、緑色のまだ生き生きしているものまでが混ざっていて、大豆になる頃には葉っぱが全て枯れ落ちてしまいます。
今ついている葉っぱの養分が大豆に移動し、養分を送りきった葉っぱは役目を果たし枯れて落ちるのです。
枝豆の株を抜いてみると、根っこ部分にはこしょうの実のような3㎜程のころんとした実のようなものがついています。これはこんりゅう菌といって、空気中の窒素を吸収して大豆の実に栄養を送ります。
大豆は葉っぱやこんりゅう菌の力を借りながら成長していきます。
感想
枝豆から大豆に変わっていくことは知っていましたが、葉っぱの養分や空気中の窒素をもらって大豆に変化していくことは初耳。大豆は『畑の肉』とは言うけれど、たくさんの養分を吸収して、1粒にものすごい栄養が蓄えられているのだと実感しました。
そんな栄養たっぷりの大豆を味噌や納豆、きなこ、豆腐、しょうゆなど様々な形に加工する日本の技術と知恵は素晴らしい‼︎
こうして考えると大豆のない生活って考えられないなぁと思い、本当にありがたい気持ちになります。
そんな大豆たちを自分の手で味噌にしていく事が楽しみになりました。
前回の話し合いで何をどう進めていくかを決める必要があるということになったので一度各自だしについて調べ、情報を共有しました。
話の内容
*各自調べてきた結果昆布は、外せないダシの一員
*アミノ酸の組み合わせでうまみが引き立つ
*野菜の皮でもダシが取れる
*県内でも昆布が取れるかもしれない(要調査)
*昆布の種類(真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、など)
*どの組み合わせがいいか何度か実際に猪鍋を食べる
*どう昆布を手に入れるか
*どう小魚系のダシを手に入れるか
*カツオをどう手に入れるか
*野菜をどう手に入れるか(野菜班と相談)
*しいたけをどう手に入れるか(野菜班と相談)
今後の展開
とりあえず県内でも昆布が取れるかを漁業者に連絡を入れて確認する。
それにともない北海道の昆布と県内の昆布を食べ比べる。
その他のダシの組み合わせでどの組み合わせが最も猪鍋に適しているか実験する。次回の予定は県内の昆布の件が決まり次第随時連絡を取りあう。
各自深くダシについて考えたことがなかったので、一からの資料集めとなったがとりあえず昆布は軸になるとの結論が出た。昆布メインでその他の素材をどう組み合わせるかをこれから実際に猪鍋を食べながら考えていく。今後の課題はどうやって実験用の猪鍋を準備するかということになりそうだが、アイディアが膨らむ有意義な会議となった。
栽培施設の見学
しいたけコース、リーダーの山下です!
豊田市の足助地区へ行ってきました!
きのこ栽培60年になる達人の天野敬一さんは御年85歳で色んな経験をされてきた方です。
ご親切に出生から今までの人生を振り返ってお手紙を書いてくださるほど心温かいお人でした
まず、最初にご自宅の側に建てられた栽培施設にご案内していただきました。
屋根や壁を竹や鉄骨で支え、その上に透明、白のビニールをかけていらっしゃったり
自然に山から流れる水を利用して原木が入る水場を工夫されていました。
この栽培には温度と湿度、明るさが主に重要だそうです。
だいたい50ルクスの明かりで、風通しも良く、湿度も安定していることなどが良いそうです。
木の伐採には、11月から12月の葉が黄色になった頃が良いそうです。
「葉枯らし」で1ヶ月ほど切ったまま山に放置しておくそうです。
なぜかというと、木の皮が剥がれやすいので、しっかり外面と内面をくっつけておくためだそうです。
それから3月頃に「菌打ち」です。
菌には種類があり、「オガクズ菌」「コマ菌」「成型菌」のうちどれを使うか決めます。
しいたけにつく、黒いポツポツしたものは何?
私個人、原木椎茸を譲り受けて実際どのように生えるか観察しておりますが、その際に疑問に思ったことや困ったことを相談しました。
最近気になってしょうがなかった黒いポツポツした集団は一体何なんだろうかと。
それは、「クロコブタケ」という椎茸ほだ木に多い害菌だと判明しました。
他にも害菌、雑菌については図書館の本で調べていたので約150種類となっておりましたが、実際にはもっと多いらしいので思わずエーーッと叫んでしまいました笑
このクロコブタケの発生原因は、多湿の伏せ込み地で新芽の出る前に伐採したほだ木に多くなるそうです。
ああ、確かにうちの土地は湿気が多いかも!と改めて納得し、思いました。
とにかく風通しを良くすることで改善されるそうです。予防できるならしたいし、やることはあるのかな?と質問してみましたが特に余分なことはしなくていいそうなので見守りたいと思います。
しいたけのあれこれをたくさん学びました!
きのこって湿ったところにたくさん生えてそうなイメージだけど‥本当は少し違うみたいです
きのこは人間と同じく熱中症になるらしく、35℃以上になると菌が死んでしまうそうです。
だから風通しのいい場所で適度な水分を与え、夏は涼しく冬はなるべく温かくしてあげることが大切みたいです。
天野さんが足助の土地で主に使われている原木は、ナラ、クヌギ、シデなどです。
よく椎茸が出るのはシデだそうです。
立派な木より、バカ木?というのがオススメだそうで10℃以上の温度差があると沢山生えるそうです。
なぜかというと、椎茸は変化が好きでショックを与えることによってそれができるそうです。
なので、場所を変えたり木に振動を与えるのがいいみたいです。
今回の原木椎茸栽培は、来年の11月の猪鍋会に間に合わせるためにはちょっと年数がかかるので(2年はかかります)
天野さんのところで学んで、各々自宅で育てたり個人で伐採体験、菌うち体験をして
最終的には人数分の椎茸を天野さんのところでお願いする予定です
2015年12月9日に豊田市でレンコン栽培へチャレンジしている方のところへレンコン掘りの体験をさせてもらいに行きました!
とても暖かく良いお天気で、長靴をはいて、Kさんご夫妻とはりきって田んぼへ。
備中とスコップで掘るよ~と道具を貸していただきました!
ご主人いわく レンコン一体どこにあるかがわからんのだよねえ~
確かに、見渡す限り同じ風景で
どこを掘ればいいのかわかりません…
とりあえず適当に目星をつけて、まずはご主人が穴を掘りました。
なかなか見つからず場所を変えてもう一度。私も掘らせていただきました。
水を抜いてある田んぼでもやっぱり泥がとても重い!
スコップにくっついてなかなかとれません。
40~50センチほど掘ったところで、何やら白いものが!
こ これは もしかして…期待が膨らみます。
奥様が、よかったねえ でてきたよ~!今日はあたりだわ~と。
初レンコン収穫です(*^_^*)
節のところから細く伸びているところから来年の芽がでてくるそうです!
平たいレンコンは多分ピンクの花だよとおっしゃっていました。
品種によってだいぶ形がちがうそうです。
(レンコンはいちごのようにランナーという地下茎でどんどんひろがっていくそうで、生産者の方はこの芽の向きで
レンコンがどこにあるかわかるのだそうですが、
私たちにはまったくわからず^^;ひたすら泥の中から宝探しでした。)
その後、約1時間ほどかけていくつか穴をほりましたが、発見できず。ランナーばかりがでてきました。
ちなみに、このランナーも細いレンコンみたいに穴があいていておもしろい!
まさにご主人の言われたように どこにあるのかわからんのだよね~という感じでした。
みつかったのはは1株だけでしたが、とっても貴重な体験させていただきました~(*^_^*)
最後に植え付けの時からお花の時期までの写真を見せてもらって、Kさんご夫妻に感謝しつつ、解散となりました。
便利で簡単に物事が完結する世の中
益々「自分が知らない部分」が増えています。
スーパーで買う食材…どこでどうやって作られているんだろう。
昔むかし
自分たちでなんでも手作りして、苦労して生きてきた時代がありました。
人と人が協力しあい、分業化や機械化が進んでいき、
暮らしが少しずつ楽になっていきました。
現代の便利な暮らしはどこからきたのでしょう?
現代を生きる私たちにできることとは
与えられている全てのもの、作り手への感謝の気持ちを忘れず
ものづくりの根本を知るために「本気部」を立ち上げます。
「本気部」では、なんでも最初から作ることに挑戦しながら学んでいきます。
さまざまなことにチャレンジしたい意欲ある部員を募集します!
本気部とは
お店で購入したものを極力使用せず、調味料や食材、さらには器まで自分たちの手で作ってしまうという部活です。当たり前のように購入していたものを作ることにより、作り手や大地の恵みへの感謝の心を育み、知識や技術を身につけます。
第1期本気部の目標は「シシ鍋」は終了しました。
第2期本気部の目標は「ラーメン」
シシ活用コース | 狩猟免許を取得して狩猟に出ます。もしくは猟師さんからイノシシをいただき、チャーシューとだしを作ります。 |
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道具A(器)コース | ラーメンの器を作ります。可能ならば土から採取するところから始めましょう! |
道具B(箸・薪・炭)コース | 豊田の間伐材を使用して箸・薪・炭などを作ります。 |
たまごコース | にわとりを飼い、たまごを生産します。 |
野菜コース | もやし、唐辛子、ねぎ等を栽培します。 |
メンマコース | たけのこを収穫するところから始めます。 |
塩コース | 天然の塩を作ります。 |
酒コース | 豊田の酒造屋さんでお酒を作ります。 |
みりん・酢コース | みりん&酢風の調味料を作ります。 |
醤油コース | 醤油を作ります |
麺コース | 小麦を栽培し、麺を作ります。 |
あゆコース | 矢作川の鮎を釣って、あゆだしを作ります |
本気部員募集要項
資格 | ・ 16歳(高校生)以上の男女 16歳未満の方の参加は保護者同伴が必須 ・ 基本的に材料作りは豊田市内で行いますので、市内に通える方 ・ メーリングリスト又はSNSなどを通じて、他部員と連携できる方 ・ 制作工程等を編集部宛にレポートできる方 |
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費用 | 登録料: 1,000円/人(1期/保険料含) ※未就学児は無料 材料費: 実費。金額はコースによって異なります。 交通費: 活動場所までの交通費は全額自己負担をお願いいたします。 |
活動場所 | 基本、豊田市内です。豊田市内では実現できないことがあれば、市外での活動も可能です。 |
活動日時 | コースによって活動時期が異なります。毎回の出席が必須ではありませんので、他部員と協力しあって作り上げましょう。 |
募集締切
随時受付
応募方法
下記を明記の上、メールにてinfo★kou-life.comまで(★を@に変換してください)
タイトル「本気部入部希望」とし、ご応募をお願いいたします。
①応募者氏名 ②希望参加コース(第3希望まで) ③年齢 ④住所
⑤活動可能日(◯曜日◯時〜など) ⑥E-mail ⑦携帯番号 ⑧一眼レフカメラの有無 ⑨入部志望理由・意気込み
お問合先
耕Life編集部 TEL: 0565・42・6547
入部志望者には耕Life編集部より、第1回のコースミーティングのご案内をメールにてお送りいたします。パソコンからのE-mailを受信拒否されている方はinfo★kou-life.com(★を@に変換)からのメールを受信できるように予め設定をご変更ください。